『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』
皆さんお久しぶりです。
まさか自分もまたブログを更新する日が来ようとは思いませんでした。
というわけで2020年、区切りのいい今年。
「今年は読書するったらする!」と決めてから早1月。
ようやく1冊目の本を読み終えることができました。それがこの本。
『medium 霊媒探偵 城塚翡翠』
「このミステリーがすごい!」2020年版国内篇第1位、「本格ミステリ・ベスト10」2020年版国内ランキング第1位だったりとどうやらいろんな賞をもらっているみたい。
自分もそんな文句に惹かれて購入を決意しました。ミーハーなんです。
本屋のPOPってワクワクしていいよね。
さて、本書は帯にも書いてある通り、「すべてが、伏線。」を謳い文句に販売されています。
しかし今まで何度この帯の大げさな謳い文句に騙されてきたでしょう。
「号泣必至」だったり「あなたは最後のページに涙する」だったり、事前に告知されると身構えて案外泣けなかったりするものです。
それよりかはギャグ漫画に数回ある感動回や、おちゃらけたキャラが急に真面目になる展開だったりの方が結構泣けたりするものです。
そんな感じのことを思いつつ、読み終わってみるとあら不思議。
「いやあれもこれも伏線やんけ」
そう言っていました。いやー面白かったですね。
正直なところを言うと最終章までは「あーこんなもんか」という感想でした。
実はすべてが最終章に向けての大きな仕掛け(伏線)だったとは・・・
主人公の秘密には途中で気付いたのですが、翡翠さんの秘密には気付けませんでしたね。
今年1冊目からいい本に出会えたと思います。
気になった方はぜひ読んでみてください。